言の葉を紡いで何処へ行く

□考察
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   女体化について

一応注意おば。
自分は女体化否定派ではありません。でも苦手です
それについて小話の後語っています。

それをふまえてお読み下さい。





***





「なあ、俺が女だったら冬獅郎、どうしてた?」

唐突に聞かれた内容に、俺は思わず目を見張った。



「なあ、どうしてたんだ?」
俺の驚きもお構いなしに、一護は再度問いかける。
どう答えたものかと思考を巡らせ、そしてゆっくりと目線を伏せた。
「お前は女として俺に会いたかったのか?」
「……だったらどうする?」
全く質問に答えていない俺の言葉に対し、一護は少し目線を彷徨わせてからさらに問い返す。
「お前も俺が女だった方が良かったんじゃないか?」
「何故だ?」
じ、と目線を俺に固定し、睨め付けるように見つめる。
その状態に、俺は困惑し眉根を寄せた。
「俺が女なら…お前は周りの目を気にしなくて良かっただろ。
 俺はお前の枷にはなりたくない、から…」
先ほどまでの勢いは何処へやら、今度は目線を俺の座る畳の方へと移し。
そしてとぎれとぎれに呟いた。
「…馬鹿」
じとり、とあきれて一護を見つめる。
「それでも俺は今のお前が好きなんだよ。
 もし技術開発局が男性を女性化する薬を作ったとしても、俺はお前にそれを使って欲しいとは思わない」
不思議そうな、それで居て困ったような顔をしている一護の芽をじっと見つめ。
なだめるように一護の頭の上に手を置いた。
「でも、さ…俺が女だったら、」
「一護…」
まだ何かを言おうとする一護を眼圧で黙らせ。
「俺は、今のお前だから惚れたんだよ。お前が女だったら俺は惚れていたか分からねえぇぞ。
 お前が女なら恥じらいも可愛さも全くない女になるだろうしな」
その言葉に、また一護は目を伏せて。
「今の男のお前は俺にとって一番愛おしい奴だけどな」
ぽつりと呟くように言い。
俺はゆっくりと立ち上がった。
「とうしろ、」
気配を感じたのか、ばっと一護は顔を上げ。
そして隊長の羽織を掴んだ。
「俺、今のままで良いんだよな?」
問われる言葉はまだ少しとまどいを含んでいて。
羽織を掴むチカラだけは、ただ、強い。
「ああ、当然だろ」
笑んでやると、俺は急にがばりと抱き付かれた。
その肩が僅かにふるえているのには、気付かない振りをしておこう。

***


女体化のモノを見て思った話をヒツイチにしようと思ったのだが、失敗しました。
だってまさか二人に語らすわけに行かないんだもんな…orz
というわけで、此とは別次元で。

自分は余り得意ではありません。…受け女体化が。
攻めの女体化は別にまだ平気なんですがね。
多分一番始めに読んだサイト様のモノが名前を無視する、一人称も無視する、ついでに性格も無視するモノだったからだと思うのですが(ジャンル違い故に何とは言いません)
どうもトラウマみたいですよ(苦笑)
そればっかりじゃないのも知っていますが、苦手なモノは苦手です。
…攻め女体が平気なのは、多分性格が余り変わらないからだと思われる。
女々しくならないんだもんー(そら攻めが女々しくなるのは少ないだろうな)

…というので今回の話は出来てしまいました。後半意味不明だよorz。


ちなみに受け攻め両方の女体化は平気でした。いっそやるならここまでやれと。
ノーマルが苦手なわけではないです。ノーマルは普通に好きです。
螺旋でも鰤でもノーマル読んでますから(笑)
あえて何とは言いません。螺旋はラザ亮。
鰤は…いつか小説書いたらその時に分かるでしょう。自分、基本BLGLNLの区切りがありません。


初出:20070705
up:20070716






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