運命アクセプト

□act.11〜
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「おいアトラ、そんなんで大丈夫なのか?」


『足付きは悪運が強いらしいからね。複雑な作戦で追い詰めるより、シンプルなもので一気に落とした方がいいのよ。』



端末を手にしながら答えた。



『そろそろかしら…。総員戦闘体制で待機。限界高度ギリギリまで粘るわよ!』


「「「「了解。」」」」



* * *



クライストコクピット内―‥



アトラはヘルメットを抱きながらモニターを見つめていた。


そのモニターには、戦闘の行われている宙域が映し出されている。



<クライスト、発進準備完了。システムオールグリーン。発進どうぞ。>



オペレーターが告げる。

彼女は確か自分達と同期だったはずだ。



『アトラ・バレストリ、クライスト出る!』



カタパルトから離れ、一度Gを逃がすため回転する。


後ろからアスランのイージスが出てくるのが見えた。



『予定通り別れる。後は各自の考えで動いて。』


<あぁ。>



返事が返ってきたのはアスランだけ。

聞こえていなかったのだろうか?


溜息を吐き、照準を旗艦メネラオスに定めた。






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