運命アクセプト

□act.1〜
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ーact.1  強奪ー



中立コロニー"ヘリオポリス"
その外壁に赤いパイロットスーツに身を包んだ6人と、緑のパイロットスーツに身を包んだ者が数名取り付いている。



「クルーゼ隊長の言ったとおりだな」

「つつけば慌てて巣穴から出てくる……って?」


冷静に言葉を発したのはイザーク・ジュール、それに返したのはディアッカ・エルスマン。


その後ろにはアスラン・ザラとアトラ・バレストリ、ニコル・アマルフィ、ラスティ・マッケンジー、彼ら全員がエースを表す赤を纏っている。




ザフト艦侵攻の知らせが届いたらしく、スコープで覗き見る"モルゲンレーテ"の工場付近は急に慌ただしくなった。



「……あれだな」

「やっぱりマヌケなもんだ、ナチュラルなんて」


イザークが言いながら発信機のボタンを押す。



アスランとアトラはニコルが緊張した面持ちでいるのを見て、その腕を軽く叩く。



『……時間よ』



アトラが告げると同時に、工場区のあちこちで爆発が起きた。


鉱山内部が崩れ、瓦礫が工場区内の人間の上に降り注ぐ。



港を突破したMSも攻撃を開始し、爆風が襲う。

その混乱に乗じて、潜入部隊であるアトラ達も行動を開始した。





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