小説
□四神学園U
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♪〜♪〜♪
「きたきた♪」
部屋を出てさっきのぼった階段に座り先輩にメールを送った。
《入寮終わりました☆入学式で会った後輩です》
って送った。
よくよく考えりゃ俺も名前教えてなかった。
んで今返事がきたのだ。
受信フォルダをあけると
《スグわかったよ♪ハルくんだよね?帝が叫んでた(笑)》
もう俺の名前全生徒に広まってんじゃね?
悲しくもその事実を受け入れつつメールの続きを見る。
《1年は1号棟だよね?迎えに行くから今いる場所で待ってワン切りしてきて》
でメールは終わってた。
ここで待つのはいいとして…何故ワン切り?
不思議に思いながら俺は紙に書かれた電話番号を入力し、ワンコール鳴らして切った。
♪〜♪〜♪〜♪〜
するとスグに着信がきた。
さっき入力した番号からだ。
「も、もしもし?」
俺は少し緊張しながら電話に出た。
『もしもし?ハルくん?』
「は、はい!」
入学式に聞いた声だ〜。
声を聞いたら少し落ち着いた。
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