小説
□四神学園V
2ページ/39ページ
…そう。
俺は昨日(正確に言うと、入学2日目)休んだ…いや、休まされたのだ。
「おっはよー☆気持ちいい天気ダネ☆」
さっきの俺と似たようなテンションで入ってきたやつ
壱夜によって。
「壱夜が、葉流くんは外部から来て疲れてるみたいだから休ませたって言ってたけど…大丈夫?」
「……大丈夫大丈夫☆引っ越しみたいな事して疲れがちょっと溜まってたみたいなだけ☆」
誰が素直にバックヴァージン奪われた挙げ句何回戦もして腰砕けになって休みました☆って言うかぁっ!!!!!
一応壱夜が疲れで誤魔化したみたいなので、俺は便乗した。
「でね、葉流くん。葉流くんが休んだ間にね…」
ガラ
颯太が何か言おうとした瞬間に教室の扉が開いた。
「席につけよ〜。チャイム鳴ってるぞ〜」
俺と壱夜の正反対のテンションで教室に入ってきた教師。
普通教師こそテンション上げなきゃダメっしょ。
.