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「うるせえ帰れ」
こうやって銀時に追い出されるのは何度目だろう。
奴の強さに惹かれ、また共に戦いたいと思ったのが始まりだった。
今となっては何故こうして何度も何度も銀時に会いに来ているのか理解らない。
まるで何かにとりつかれて居るようだ。
だって
綺麗、だったのだ。
奴が舞う戦場。
人を斬る姿が綺麗、等。
矛盾しているというのに。自分の人格を疑いたくもなるが、本当に、文字通り、
舞って居た。
憧れや尊敬に似て居る感情。
多分、俺は
「おいヅラ、まだ居たのか」
お前を
銀時を
「お前が俺の願いを聞き入れるまで帰らん。」
まるで子供が玩具をねだるように
「勝手にしろ」
【どうしようもないくらい、ただ君を欲している。】