かつて犬ぞりは荷物を運ぶために活躍していた。
映画『バルト』を観た人なら分かるかもしれませんが、バルトは一つの村を救った英雄である。
これは実話です!
ある村で人間の伝染病が猛威を振るい、ワクチンが底を着いた。
足りないワクチンを運ぶため、数頭の犬とマッシャー(乗り手)と共に道無き道を走り…無事ワクチンを受け取り、帰り道でマッシャーが方向感覚を失い道が分からくなった…

悪天候の中バルトは全頭とマッシャーを率いて勘だけを頼りに村へ帰って来たのだ。
バルトの銅像も作られた、とても素晴らしいリードドッグである。

それが今の犬ぞりはスピードを競うレースになった。犬ぞりレースがピークだったのはハスキーブームが到来した時の2〜3年間。稚内大会では会場を埋めつくす出場者の数、その出場者の数の3倍以上の沢山の犬!

でもハスキーブームが過ぎた頃から 犬ぞりの競技人口が急激に減り、今じゃレースに来る出場者は皆顔見知り状態(笑)

そり犬もハスキーから『アラスカンハスキー』が主流になった。アラスカンハスキーとは長距離用に作られたmix犬で心臓が強い!
アラスカンハスキーが日本に来た当初は、もの凄く高値で取り引きされてました。
優秀な犬で2匹で70〜80万…
それでも買う人は沢山居ましたね。

が!ここ数年 アラスカンハスキーより、もっと凄い犬が登場しました… それが『エリスハウンド』
犬ぞり界のスーパーエリート犬である。
ポインターなども掛け合わさったmix。
カラーも形も多種多様!
このエリスハウンドは外国の優秀なマッシャー【イーグルエリス】さんが作りだした犬種で、日本に来た当初は余裕で100万を上回わる金額で取り引きされてました

犬ぞりではマッシャーはただ乗ってるだけでなく状況を把握し犬達の配置を決めたり、リードドッグにコマンド指示を出します。

ウチの場合のコマンドは↓
スタート『OK』
進め 『go』
右折 『ジー』
左折 『ハー』
止まれ『ホー』
待て『ステイ』

リードドッグは全ての言葉を理解し従う。
リードドッグが迷った時はサブリードドッグがカバーするのである。

犬ぞりは『ムチ』や『手綱』が無い…
あるのはマッシャーと犬の絆と信頼関係だけ。
絶対信頼関係のスポーツなのだ。

是非大会を観戦してほしいですね素晴らしい犬達の表情が見れますよ

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