長編小説1
□約束のひだまり〜拒絶〜
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相手の気持ちを読めたらいいのにって、よく人は口にするけれど、読めていいことなんて一つもない。
寧ろ、辛いだけだ。
わかってしまった今だから言えることなのかもとは思ったが、きっとそんなことない。
みんな、誰しも口に出来ない想いを抱えているのだから。
それでも、俺を見ててくれたアイツの気持ちが知りたいと思う自分は、我儘なのだろうか―…?
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