私の平凡

□四天宝寺
5ページ/8ページ

「俺らもテニスしたいやんか!」


『…………………』


ちくしょー爽やかに言いやがって!


「財前、ある事件で女に騙されてから女なんて信じてなくて…アイツ女に妙に冷たいねん。さっきも青学の子が来たんやけどどっか行ってもーたし。」

コイツもかよ!!!

『それアタシ危険じゃね?嫌だよ。』

「大丈夫や!佐藤さんなら!」

『どーゆう意味だコラ!女の子らしく無いって事かぁ!?もういいよ!慣れたから!』


「………悲しないんか佐藤。」

『哀れみの目止めてくれるモジャモジャ忍足。』

「モジャモジャ忍足って何やねん!」


「ちゅーわけやから佐藤さん!財前頼んだで(ニッコリ)」


あははーこれ100%死亡フラグ。
生きてかえれるかな…(遠い目)


―――――

『おーい…財前くーん!いるなら返事くらいしろー!居なくても返事しろー』


あれから30分。
アタシは財前光を探す旅に出ています。

まぁあのあと上手く丸めこまれしかたなーーーーーーく探しに来たってわけ。

しかも大体財前は木の木陰でプレイヤー聴きながら寝てる事が98%の確率であるらしい。

小春ちゃん情報だから多分間違ってはいない。

だから今木の陰という陰を探し回ってるんだけど…

『はぁ…これでもうコートに戻ってましたとか抜かしやがったら殺してやる!うん!で、まず会ったらアッパーを食らわす!』

てかまさかの2%で別のトコに居ましたーとか無いよね?

この30分無駄足だったとか無いよね…


『アッパーやった後蹴りも食らわすか…』
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ