私の平凡

□きもだめし?
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ー19:32ー302号室

『………………〈ぼーー〉』

はぁ暇すぎ……
もう7時半過ぎたじゃん……
何時までこうしとかないといけないんだよ…


〈コンコン〉

『?』

誰だ?
まさか精市?


〈ガチャっ〉

「よっ!」


『ブン太!!何か用?』

「…これからなんかイベントやるみたいだぜ?お前も呼んで来いって…幸村君が。」

『えーーーー?何すんの?』


嫌な予感…


「さあな…何でも、跡部が用意してるとかなんとか…」

『何ソレすっげぇ行きたくないんだけど…』

「あっ因みに幸村君から
“りこ…来ないと解ってるよね?…フフフ。”って伝言を…」

………………………

『行こうかブン太!』


なにが解ってんの!?
行かないとどうなんのアタシ!?


というか安静にしとけって自分が言ったんじゃん!
しかもあんまお腹の痛さ変わってないし…
暇すぎて、逆に死にそうだったよ……ただお腹痛いだけで大袈裟なんだ…皆。



確かにサボれたけど…
部屋で大人しくしとくなんて論外論外!!


はぁ……

てか跡部何用意してんだろ…


ーーーーーーー


『うわっ暗っ……』

「いかにも出そうなふいんきだな…」

『!!』

まじかっ…
でででででで出るって…

アレだよねっ

アレしか無いよね…
……………


やっぱ来るんじゃなかった………


「おいりこ…顔色わりいぜぃ?大丈夫か?」

『えっ?…………っ!だっ大丈夫!』


お化け嫌いとか迂闊に言えないよな…
馬鹿にされるし、ネタにされたらもっとヤダ…


「………………?」


ブン太君やそんな目で見ないでおくれ……



「ん?……おせえぞお前等。」

『こういう時まで偉そうなの逆に尊敬するよ…』

「あーん?やっと俺様の素晴らしさが解ったか…」

『いや…褒めてないから!』

「素直じゃねぇな…」

『相変わらず人の話聞かないね。…さっさと始めて!』
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