銀魂

□※銀時の受難
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銀時は顔を見られまいとずっと俯いたままだった

「とーちゃーく」

沖田の声に銀時は顔を上げて周りを見渡す

きょろきょろと中を観察してみるとどうやらそこは誰かの部屋のようだ

「?・・・沖田くんの部屋?」

「そうですぜィ?」

「俺は此処に用ないんだけど、なに元に戻る薬でもおいてあんの?」

だるそうに沖田に話しかけると銀時は目を見開く

いつの間にか沖田の手には極太のバイブが握られていたのだ
しかもバイブを持った沖田は今まで見たことのない真っ黒な笑みをうかべて

「お、沖田くん・・それ何かわかってるの・・・?;」

「何って、・・バイブでさァ」

冷や汗をかきながら後ずさり問う銀時に沖田はケロッと答える

「・・・・・・」

銀時は何も言えずただ青ざめるしかなかった
部屋にしばらく沈黙が続く・・・

だがその静かな時間も沖田がやぶる

「ねぇ、旦那・・・」

「・・・な、何だよ」

「俺とゲームしやせん?」

ヤりませんか?とかそっち系の事を聞かれると思っていた銀時はきょとんとする

「・・・・げー、む?」

「はい、ちょうど暇だったんでさァ」

「な、何だよ、っつーか俺は元に戻る薬を!!」

遊んでる暇などない、と言おうとするがその言葉を口にするより先に沖田が口を開いた

「もし旦那が勝ったらいつでも甘味食わせてやりまさァ」

その言葉に銀時はピタ、と動きを止める

「その言葉、本当か?」

やはり甘味命な銀時、あっさりと罠にかかってしまった

「はい」

にこっと笑う沖田に銀時はゲームを承知する

「しょうがねぇなー、やってやろうじゃねぇの、で、ゲームの内容は?」

銀時は次に沖田が口にした言葉に言葉をなくす
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