銀魂

□勘違い
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俺が今最も嫌っている言葉それは……




『総悟』




なぜ嫌っているかと言うと俺の恋人土方が最近そいつの事ばかり口にするから

朝家まで土方が迎えに来てくれる

「銀時、迎えにきたぞー?」

「あー、うん、ちょっと待ってて」

土方が来たがら慌てて家を出る

「ごめんごめん!」

苦笑しながら言うと

「別に良い、慣れたしな」

と言われ、少し頬をふくらます

「慣れたって何だよ慣れたってぇ」

「いつもの事だろーが」

「…………」

少し拗ねながら歩いていると土方が俺の名前を呼んできた
謝ってくるのかな?と思ったが違った…

「銀時、昨日総悟がな…」

また沖田くんの話かよ最近いっつも沖田くんの事ばっかり

俺がつまんなそうな顔をすると土方がその様子に気付き

「どうした?」

と問い掛けてくる

「何でも……」

「そうか、でな、総悟が昨日俺に電話してきてな…」

結局学校につくまで沖田くんの話を聞かされた

学校についたらついたですぐ沖田くんがきて三人で喋ることになるし

「おはようごぜぃやす」

「おう、はよう…」

土方は沖田くんに優しい笑顔を見せる
そんな事ですら俺は妬いてしまう

「………おはよ」

「あり?旦那ァ元気ないですねィ?」

「別に……」

他愛ない会話をしているとチャイムがなり席に座る

暫くして担任の服部が入ってくる

一日をずっと嫉妬しながら三人で過ごした

学校が終わりちょっとした楽しみがやってきた

それは土方と帰れる事、もともと家が近いのでいつも一緒に帰っていた、急いで
帰る必要もないので帰りはキスしたりまぁ色々してたわけだ

職員室に用があったので少し遅れて教室に戻る

「やっべ…、もう6時前じゃん!待っててくれてるかな……?」

教室の引き戸を開けようとすると仲から話し声が聞こえてきた
しかも沖田くんと土方の…

「あぁ、そろそろ飽きてきた」

「そうですよねィ?どうです、アレはもうすてたらどうですかィ?」

「あー、良いかもなぁ」

「!………」

一瞬何を言っているのかわからなかった
数秒たち意味が理解できた
凍りついたように心が冷たくなった

俺は黙って引き戸を開け教科書やノートをカバンにつめる

「お、銀時ィ、遅かったなぁ…」

「さ、帰りやしょう」

俺は精一杯の笑顔を見せ2人に言う

「ごめ…、バイバイ!」

走りながら学校から出る、涙が拭っても拭っても溢れだしてくる
2人が追いかけてくるのがわかる
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