銀魂
□バーカ
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俺は今ものすごく時間を持て余してる
まぁそんなのはいつもの事だけど
大抵はパチンコ屋に行ったり甘味処に行ったりして過ごしているのだが・・・
もう一銭も金がねぇ!!!
「・・・・・はぁ〜、どうすっかなぁ?」
思ったことを口に出してみるがそんな事したところでお金がふってくるわけでもない
万事屋に戻っても仕事探して来いって追い返されるだけだし・・・
「う〜ん・・・・・」
これからどうするか考え事をしている俺の足は無意識に真選組屯所に向かっていた
「・・・・・あれ?何で俺ここに・・?」
ふと気付けば目の前には真選組屯所の門
「・・・・んー、まぁいっか、沖田くんと土方いじりしよーっと♪」
鼻歌を歌いながら中に入ると
そこにはゴリラ・・じゃなくて真選組局長近藤勲がいた
「おう、万事屋じゃねぇか?どうした?」
フレンドリーに話しかけてくるゴリラを見ているとこいつの信頼のあつさの理由がわかったような気がした
こいつは誰にでも優しいからな・・・
「いや、沖田くんと遊ぼうと思って・・・」
「総悟ならトシと見回り中だぞ?何だ?約束でもしてたのか?」
ゴリラの質問に対し俺はすかさず首を振る
「ううん、そんなんじゃなくて・・俺が暇だったからなんとなくきただけ・・・」
「そうか、どうする?待ってるか?」
「うーん・・、そうするかな?」
どうせ行くとこねぇし、此処でゴロゴロしとくか
「じゃ、ついてこい」
案内されたのは客室らしい部屋、広い一室に無駄なものは何一つ無い
「じゃ、適当にここでゴロゴロしとく〜・・・」
俺は部屋に入るとすぐに寝転んだ
「おう、じゃあな・・・」
そう言いこの場から去ろうとするゴリラの服の裾を俺は無意識に掴んでいた