銀魂

□ファーストキス
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イライライライライライライライライライラ


「・・・・いつまで付いて来んだ?」

「・・・・・・・・」

「・・・・・無視ですかコノヤロー、良い度胸してるじゃねぇか」

「・・・・・・・」

いつまでも返事をせずただついてくるだけの土方に対して銀時はとうとうキレ腰にかけてある木刀に手を添えた


「・・・・ふんっ、怖くねぇな」

土方の口からふと漏れた言葉に銀時は眉間に皺を寄せる

「・・・・・ンだよ、この前俺との一線で負けたくせに」

負けず嫌いの銀時はその言葉が気に入らなかったのか攻撃にかかる

パシッ

しかしあっさりとかわされ腕を掴まれる
それでも銀時は諦めない、すかさず木刀を持っていない足で反撃しようとするがそれもあっさりかわされる
そして腕をねじ上げられ自由を奪われる

片手で両手をふさがれているのに力の差は圧倒でどうする事もできないのに余計いらつく銀時

「・・・・・・離せ」

「ンでだよ?攻撃を仕掛けてきたのはテメーだろ?」

そう言うと悔しそうな顔をする銀時を見て土方は面白そうに目を細める

暫くはそのまま銀時を見つめているだけだった土方がふと空いてる方の手で銀時の顎を掴んだ

「・・・・・ッ」

「・・・何怖がってんだ?」

「・・別に怖がってなんかねぇよ」

自分ではそう言うが銀時は内心結構焦っていた
その様子を面白そうに見ている土方は銀時にずいっと顔を近付けた

「・・ッ、変な事したら殺すぞ」

「やれるもんならやってみろよ」

言い終わると土方は銀時に口付けた

「!!!」

嫌がる銀時を無視しそのまま相手の口内に自分の舌を入れる

「ッ!」

すると自分の舌に激痛が走る

いきなりの事に土方は唇を離す
ふと銀時の方に目をやると殺気をたたせながら睨んできている

そんな様子を見ながらも土方は余裕顔でニヤリと笑って見せるのだ

「・・・・気の強い奴は、嫌いじゃねぇよ」





ファーストキスは鉄の味

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