銀魂
□ヘタレな彼氏
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「坂田氏、坂田氏〜」
「・・・何?」
イライラ、イライラ・・・
あぁ、もうほんっとうるさい
「本当にアニメ○トは良いでござるなぁ〜」
そう、俺はトッシーこと土方十四郎とアニメ○トにきていた
キモヲタトッシーにこの前誘われてokしたのだ
だって、・・・一応俺達は恋人同士なわけで
お互い時間が合う時がなく、デートなんてなかなかできない
だから今日は久々なデート
なのに、こいつは二次元ばかりで・・・
もういい加減にして欲しい
仮にも恋人なわけだ、目の前で「トモエちゃーん」と二次元の女にデレデレしている彼氏を見ていて平気なわけがない
もう本気でキレそうだ
でも我慢我慢・・・
「なぁ、トッシー、違うとこ行こ?」
「えぇ!?何故でござる、此処にはこんなに萌え要素があると言うのに…ッ」
「だってトッシートモエちゃんばっかりで俺に構ってくれないんだもん」
「さ、坂田氏・・・」
俺がわざと寂しげにそう言うとトッシーは困った顔をする
思ったとおり!
よし、このまま押してもっとロマンチックな所に行こう
「な?違うところ行こ?」
上目を使いそう言うとトッシーの顔が真っ赤になる
よし!イけた!!
・・・と思ったが
「あぁ!ああああアレは!!トモエちゃん等身大抱き枕ァァァァアアア!!!」
そう言うとトッシーは俺から離れ抱き枕のほうへと走っていってしまう
プチン
俺の中で何かがキレた
「もうトッシーなんか知らない!一生トモエちゃんとラブラブしてろー!!!」
俺は大声でそう叫ぶと走って店を出た
店の中にいた他のヤツ等が驚いていたようだがそんなの気にしない