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□〜もしも主人公達が誰かと付き合っていたら〜
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〜もしも主人公達が誰かと付き合っていたら〜
白石蔵ノ介編(男主)
「白石、みかん食べる?」
「食う。しっかし寒いなぁ」
「ほんとほんと、コタツにみかんの季節だよ」
「今まさにその状況やな」
「うん。」
「なんや海、みかんの白いのんも取るんか」
「だって美味しくないし」
「あかんでぇ、みかんちゅうんはその白いところにぎょーさん栄養があったりするんやで」
「ウルサイ、健康オタク」
「おまっ」
「……」
「ほんでものっそい真剣やな」
「…」
「今回はいつまでこっちに居れるん?」
「んー、妹が心配だから長くても3日かな」
「相変わらずのシスコンっぷりやな」
「そんなんじゃない」
「せや、今度来るときつれてきてぇな!」
「ぜっっったいヤだ」
「な、なんでやねん」
「……とられる、かも、」
「………それは、」
「///お前に俺の大事な妹がっ、てことだぞ!?」
「あーなんや、俺をとられるんが嫌なんかとおもたわ」
「…」
「そういやな、この前金ちゃんが部活に彼女連れてきてん」
「へー、あの金ちゃんに彼女…可愛かった?」
「ごっつ可愛かったでー、髪長くてサラッサラで目ぇもクリックリでやなぁー」
「あ……そぅ」
「なんや、妬いてるん?」
「違う!」
「可愛ええなぁ海。せや、なんや海と似てたで」
「?俺と?」
「おん」
「名前とかは?」
「あー、なんやったかな…覚えてへんわ」
「アホだな」
「アホちゃうわ!」
「よし!これで最後!」
「ん?むき終わったん?おおきに海」
「へ?」
「ん?」
「あれっ!?俺がむきためといたみかんは!」
「え……?ためてたん?;;」
「まさかお前っ……食ったのか!?全部っ!?」
「い、いや、俺のためにむいてくれてんのかと;;」
「そんなこと一
言も言ってない!」
「やって海、「白石、みかん食べる?」て言うたやん!」
「言ったけどその後お前に一個渡しただろ!」
「それは普通に食った。それとは別にやってくれてるおもてた;;」
「〜っ!アホ!」
「あ!アホ言うな!!」
「大体お前白いのも栄養あるから食べろとか言ってたじゃん!」
「言うたけど、海が俺のためにむいてくれてるわー、愛やなー、健康とか言うてる場合ちゃうなー…って思うやろ!」
「思わない!」
「なんやねん!ええやないか、みかんくらいまたむけば!」
「なっ!逆ギレかよ!もういい帰る!」
「はぁ!アホ言え!夜中やぞ!」
「マン喫に泊まる」
「アホかお前は!喰われるぞ!」
「マン喫に俺のむいたみかん食べる奴なんていねぇよ!」
「ちゃうわ!お前が喰われる言うてるんや!」
「はぁ?俺が喰われる?…みかんに?何いってんだ白石?」
「お前もなに意味分からんこと言うてんねん!」
「なっ!意味分かんないのはお前だろ!」
「あぁもう!せやから、マン喫なんて狭くて暗い場所行ったら襲われる言うてんねん!海可愛ええし、力もないしやな!連れ込まれたら最後やで!俺やったらそうするわ!そない危ない場所黙って行かせられるかい!」
「……俺男だぞ?忘れたのか?」
「男とか女とか関係ないねん!ヤレたらええっ、ちゅーやつは世の中一杯おんねん!もちろん俺はそんなんちゃうで?せやけど!」
「わかったわかった。もう良いよ」
「わかったん?」
「白石が俺のこと大事に思ってくれてるのはよくわかったよ。同性愛を熱弁するなんてバイブル(聖書)が聞いて呆れるな」
「っ…い、いや。」
「とりあえず今日はここに泊まるから」
「ホンマか!」
「だからみかん食べたの謝って」
「あ、す、スマン;;」
「じゃ、一緒に寝るか」
「っ///おぉ、なんや素直やな海」
「布団一個しかないじゃん」
「あぁ、せやったわ」
「わざとなくせに…」
「んー??v」
「///おやすみ!!」
「おやすみ、俺の大事な海」
。