short

□鍋じゃない!
2ページ/4ページ

 「なんだ!!一体何をしたんだ!?お前は!?」

 九郎さんは素っ頓狂な声を上げて、泰衡さんに掴みかかります。
 御曹司が台無しです(死)。

 「闇鍋…。」

 苦しそうにしながらも、泰衡さんは九郎さんの問いに答えます。

 「は!?」

 同時に聞き返す、九郎さん&弁慶さん。

 「なんですか、その恐ろしい名前は…。」

 弁慶さんは冷や汗をたらします。

 「あるものを全部入れた鍋だそうだ。」

 真顔で恐ろしいことを言った泰衡さん。

 「何ぃぃいいっっ!!??」

 二人同時、と言うか、九郎さんの雄叫びが辺りに響きます。
 熊も吃驚☆(何)

 「なんだ、何を入れた!?正直に言え!!」

 再び泰衡さんを締め上げる九郎さん。
 総領が台無しです(死)。
 泰衡さんは苦しそうにしながらも、必死に言いました。

 「柿。」

 「はっ!?」

 泰衡さんの言葉に、九郎さんは聞き返しました。

 「お前、好きだろ、柿。」

 「阿呆かぁっ!!」

 思わず、そのまま首を絞めそうになる九郎さん。
 もう、阿呆な泰衡さんで、九郎さん、弁慶さん、ごめんなさい。
 そしてFANの方々…。
 愛故に!ですよ!(何)

 「他は何を入れたんですか?」

 弁慶さんは、柿、柿言っているからだ、ざまぁみろと思いながら(黒いよ!)、泰衡さんに笑顔で聞きます。

 「薬草。」

 泰衡さんの言葉に、弁慶さんは笑顔をすっと消しました。

 「まさか、今日の朝、僕の部屋からごっそり薬草がなくなっていたのは…?」

 「俺だ。」

 「くぉぉらぁぁああっっ!!泰衡殿ぉぉおおっっ!!」

 九郎さんの叫び。
 もう、泰衡さんの命はありません(え?)
 ぶっちゃけ、源氏の神子一行内権力双璧を担う(もう一人は朔ちゃん)、弁慶さんを怒らせたのですから。
 九郎さんは、瞬時、泰衡さんの味方になりました。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ