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□鍋じゃない!
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「なんだ!!一体何をしたんだ!?お前は!?」
九郎さんは素っ頓狂な声を上げて、泰衡さんに掴みかかります。
御曹司が台無しです(死)。
「闇鍋…。」
苦しそうにしながらも、泰衡さんは九郎さんの問いに答えます。
「は!?」
同時に聞き返す、九郎さん&弁慶さん。
「なんですか、その恐ろしい名前は…。」
弁慶さんは冷や汗をたらします。
「あるものを全部入れた鍋だそうだ。」
真顔で恐ろしいことを言った泰衡さん。
「何ぃぃいいっっ!!??」
二人同時、と言うか、九郎さんの雄叫びが辺りに響きます。
熊も吃驚☆(何)
「なんだ、何を入れた!?正直に言え!!」
再び泰衡さんを締め上げる九郎さん。
総領が台無しです(死)。
泰衡さんは苦しそうにしながらも、必死に言いました。
「柿。」
「はっ!?」
泰衡さんの言葉に、九郎さんは聞き返しました。
「お前、好きだろ、柿。」
「阿呆かぁっ!!」
思わず、そのまま首を絞めそうになる九郎さん。
もう、阿呆な泰衡さんで、九郎さん、弁慶さん、ごめんなさい。
そしてFANの方々…。
愛故に!ですよ!(何)
「他は何を入れたんですか?」
弁慶さんは、柿、柿言っているからだ、ざまぁみろと思いながら(黒いよ!)、泰衡さんに笑顔で聞きます。
「薬草。」
泰衡さんの言葉に、弁慶さんは笑顔をすっと消しました。
「まさか、今日の朝、僕の部屋からごっそり薬草がなくなっていたのは…?」
「俺だ。」
「くぉぉらぁぁああっっ!!泰衡殿ぉぉおおっっ!!」
九郎さんの叫び。
もう、泰衡さんの命はありません(え?)
ぶっちゃけ、源氏の神子一行内権力双璧を担う(もう一人は朔ちゃん)、弁慶さんを怒らせたのですから。
九郎さんは、瞬時、泰衡さんの味方になりました。