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□神に抗う
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 思わず、耳を疑った。


 俺は、今、銀に呪詛を持った男を斬れと言ったのだ。

 銀はためらわずに斬った。

 その後の神子殿の言葉がこれだ。



 『ありがとう』



 脳裏に焼きついて離れない。

 あの人の優しい笑顔が。
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