REBORN
□#僕が君を拒めないわけ
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「腰、痛いんだけど…。」
「君が悪いんですよ。あんな、いかにも襲ってくださいといわんばかりの妖艶な表情をするから。」
「いつ僕が君を誘うような表情をしたの?」
「クフフ、今の表情もかなりそそりますよ。もしかして故意ですか?」
反論する前に髪の毛を優しく撫でられる。
片手を頭に、残った片手を僕の唇に。
唇にあった手は次第に首のほうへ下げられていき。
ゆっくりと這わせられる。
その動きにゾクゾクと震える体。
「ちょ……むく…ろぉ」
寒いわけでもないのにビクビクと震える僕の体。
頭を撫でていた彼の片手が急に離される。
「その表情がそそるんですよ。」
耳元で囁かれたその言葉は
クラリクラリと
僕を酔わせていく。