another story
□honey honey(★★★)
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「好き」って言って。何度でも。
honey honey
「ちょっと、何するんですか……隊長!?」
俺に羽交い締めにされ、信じられないといった表情でもがくトワイライト。
先ほどまで俺達は、彼の部屋で酒を酌み交わしていたのだ。
──酒の勢いか、それとも彼の色気に誘われたのか。
いつの間にやら、奴を床へと押し倒していた。
「悪い、止められそうにねぇや」
黒いシャツからのぞく白い首に、思わず喉がごくりと鳴る。
彼と体を重ねるのは今までに何回かあったが、こうして突然襲ってしまったのは今回が初めてだ。
焦っているのか、必死な顔でもがくトワイライト。
「いったい何を言って……!」
「黙ってろ……命令だ」
声高に非難しようとする彼の口をやんわりとふさぎ、俺はそう囁いた。
「……っ!」
ぐっと言葉を飲み込むトワイライト。
『命令』と言えば何でも言うことを聞いてしまう。
そんな彼が、俺は好きだ。
床に押し倒したまま、シャツを脱がす。
あらわになった上半身は雪の様に白く、着ていた黒服とのコントラストが激しく感じた。
その肌に舌を這わせると、トワイライトは小さく声を漏らした。
臍からわき腹、そして胸。ゆっくりと舐めあげていく。
胸の突起をいやらしく舌先でねぶると、彼の体は微かにびくついた。
素直で従順な奴──目にいっぱい涙をためて、それでも声を漏らすまいと耐えている。
なんて、愛おしい。
「感じてるんだな、男相手に」
「違います……これはただ……ッあ!」
乳首をきつく吸いながら、右手を奴の下穿きの中へと滑り込ませる。
すると途端に淫らになっていくトワイライト。
奴のこの変化を見るのが、俺の楽しみでもある。
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