頂きもの

□オメガモンの恋愛相談室!
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暮海探偵事務所には所長の暮海杏子、助手のタクミ、そして事務員の光希がいた。ノキアのパートナーであるオメガモンは事務員の光希の事が気になっている。

「ノキア、私は光希を見るとデジコアを強く掴まれたようになる。これはどういうことだろうか?」

「ははぁん…オメガモン、あんた光希っちに恋してるわね」

「恋?私が光希に…」

オメガモンは初めての感情に戸惑っているようだ。ノキアはまさかオメガモンが光希に気があるとは思わなかったため面白いことになってきた、とほくそ笑んだ。

「ノキア、どうすれば光希にこの思い伝わるだろうか?」

「それはえっと…」

ノキアが答えあぐねていると杏子が面白そうだと話に参加してきた。

「光希はしっかりしているように見えて疎いからな。ストレートに言わないと伝わらないぞ」

「ストレートに…」

「でもムードは欲しいわ!」

「ムード…」

オメガモンはどうすれば良いのか分からなくなり首を傾げていた。それを見ていたタクミは苦笑いをしていた。

「ただいま帰りましたー」

すると話題の光希が買い出しから帰ってきた。タクミはすぐに光希の元に行くと彼女の手から荷物を受け取った。

「ありがとうございます」

「あぁいう紳士な行動も女子をきゅんきゅんさせちゃうから次からはオメガモンやってみたら?」

「あぁ、試してみよう」

それからオメガモンはなるべく光希の近くにいることにした。光希は疑問に思っていたが特に深く聞くことなく何時ものように仕事をしていた。

「ノキア、光希は私のアプローチに全く気付かないのだが…」

「そりゃ…そばにいるだけじゃ分かんないわよ…」

「そうなのか…」

その後もことあるごとにオメガモンはノキアや杏子に相談していたが、それに焦れた2人がもういっその事告白してしまえとオメガモンを突き放してしまった。

「オメガモン、どうしたの?何だか落ち込んでるみたいだけど、ノキアさんと喧嘩でもした?」

「いや、喧嘩というよりは怒られたというか、活を入れられたと言う方が正しいというか…」

「珍しいね、そんなに歯切れが悪いのは…」

「光希!私は光希が好きだ!」

「え?」

光希は固まってしまった。まだ頭がしっかりとついてこない。オメガモンは何故こうも勢いに任せて言ってしまうのかと己の計画性のなさに自己嫌悪に浸っていた。

「オメガモンの好きな子はノキアさんじゃないの?」

「ノキアは大事なパートナーとして好きだ。だが光希の好きとは違うのだ」

そう言われた光希は何だか気恥ずかしくなったのか、頬を朱に染めた。オメガモンは彼女のその行動にやはり自分は光希の事が好きなのだと再認識した。

「いや、確かにストレートに言えって言われたけどさ!ムードもへったくれもないじゃん!」

「ノキア!?」

「まぁ、それが彼らしくもあるが…」

ふ、と笑って杏子は若干苦笑いをしている。光希は顔を真っ赤にしたままノキアと杏子、そして後ろで苦笑い気味のタクミをみていた。

「オメガモンってば光希っちのこと好きみたいなんだよね。君が良ければオメガモンと付き合って見ない?」

「私は構いませんよ」

「だって、オメガモン。良かったね!」

「あぁ、相談に乗ってもらって感謝している」

結局2人は付き合って見ることにしたようだが、何だかんだいい関係を築けているようだった。





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はうっ!サイスルのオメガモン、かわゆすっ!
杏子さん!・・アルファモンも焦れる彼に萌え!
しろもなか様、ありがとうございました

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