●捧げ●
□SECRET PLAY
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「ラビせーんせっvV」
ひょっこりと図書室のドアから顔を出しているのは図書委員生徒のアレン。
「何さ、アレン」
俺はこの学校の図書の事務してる先生。
本、好きだからさ。
ま、アレンも好きだけど。
「今日の放課後図書室使ってテスト勉強しても良いですか?家じゃ…集中出来なくて…;;」
「ん、OKさ。どーせアレン以外誰も来ねーし(笑)…とりあえず中入るさ?」
「はいっ」
図書室なんて生徒滅多に利用されねーからアレンにとって結構誰も来なくて静かで集中出来る場所らしいさ。
誰も来ないって…俺にとってちょっと寂しい事かも;;
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「アレンさんは毎日こんなに難しい勉強やってるんさ?」
「そうですよ。コレ明日までの課題です!」
机の上には何枚ものプリントと教科書、ノート類がずらーり。
課題もやってテスト勉強するみたいで大変さ…。
「ここの公式、合ってますか?」
「んーどこのさー?」
…うわぁ
全ッ然分かんないさっ!
な、何コレ!
んーと、ここのxとyを移項させたらこっちの数字を…?
「先生?」
「狽ヲっあ、うん!教科書見てみよーか教科書!」
「…もしかして、分からないんですか?高1の数学問題が」
ゔっ…
…めちゃくちゃ図星。
アレンてば勘鋭すぎッ!
「す、すんません…;;」
「だっ大丈夫ですよ!教科書見てみれば分かりますって!」
透かさずアレンが俺の事をフォロー…。
俺ってば情けないさっ!
「そだ!さっき飴、他の先生から貰ったんさイチゴ味♪舐める?」
「良いんですか?じゃあいただきます!」
ポケットから飴を取り出す。
勉強する時糖分は必要だってゆーしさ。
「美味しいさ?」
「おいひいれす!(訳※美味しいです!」
むっちゃ可愛いっ!
アレンてばそんな笑顔で俺を見んなよー;;
襲いたくなるっ!///
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