DREAM×DREAM３
□敵地で戦う君を思って
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｢ブルーデルタ８インディゴ１２アルファに、敵艦発見っ！｣
｢スターライト、発進スタンバイ！｣
艦内に緊張が走る。
この艦に、シーゲル・クライン議長が乗っていることがわかっていて攻撃を仕掛けてきたのか。
この艦のパイロットは２人。
エースパイロットの証、赤服を着た２人が。
デスティニーガンダムに乗る、少年。
スターダストガンダムに乗る、少女。
少女に至っては、特務隊フェイスの証のブローチをつけている。
｢敵艦隊は５。ストライクダガーが２５｣
｢艦長！俺にも出撃許可を！｣
｢必要ないわ。彼女だけで充分。５分とかからずくるから。…貴方もわかるでしょう？｣
｢でも｣
『スターライト、スタンバイ完了ですわ』
｢了解。カタパルト正常、ＳＣＳオンライン、スターライト発進どうぞ！｣
｢ラクス・クライン、スターライト発進いたしますっ！｣
白と桃を基調としたモビルスーツが、艦の中から姿を表す。
スターライト…流星のように早く、華麗に敵モビルスーツを戦闘不能にしていく。
殺さず、倒す。
彼女のモットーだった。
『敵地で戦う君を思って』
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