長編小説

□紅の水は降注ぐ
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*プロローグ*


――遥か昔―――

―――遥か彼方で

予言された

――――未来――――


紅い月と白い月が出会い
一つの魂が別れる時
生まれる
同じ時に 違う場所で

彼等は同じ魂を持ち

彼等の魂は互いを呼ぶ

しかし彼等が出会う
そして悪夢が目覚める
だが 出会わないのが幸福な訳で無し

彼等には選ぶ事が出来る
それは 武器か
それとも 逃げ道か

選ぶ事が出来る




時は過ぎ…
彼等は生まれ

――そして――


「おーい!夕陽(ゆうひ)」
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