□HEY Mommy!
2ページ/7ページ
カーテンの間からから差し込む朝日と、
窓の外でさえずる鳥の声がうるさくて、沙我は目を覚ました。
開いた目には見慣れない天井が映っている。
(あ〜、そういえば昨日はNaoさんとこに泊まったんだっけ。)
なぜ自分がここにいるのかを今更ながらに思い出し、
ベッドの上に起き上がってぼりぼりと頭をかいた。
隣にNaoはいない。
「…シャワーでも浴びてんのか?」
そうつぶやいて、ベッドの下に無造作に脱ぎ捨ててあったTシャツとスウェットを着て、沙我はリビングへ向かった。