蒼空と白球
□氷-Ice-
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今日は見事なまでの晴天。
それに伴い本日今年の夏最高気温。
結論。めちゃくちゃ暑いです。
「あぢぃぃい〜……」
「言ったら余計に暑くなる。」
今日は西浦高校野球部はおやすみ。田島宅に花井は遊びに誘われました。(拉致られたとも言う。
田島は扇風機を独占してたり。花井は田島のベットに寄り掛かり野球雑誌を読んでます。
ガリガリガリガリガリ…
「…田島うっせぇ…」
「だって(氷が)冷てぇんだもん。」
ガリガリガリガリガリ…
「(気が散る…(泣)」
田島は先程から口に氷を含み、ガリガリと噛み砕いてます。
「だって本当に冷たいんだぞー」
「…はいはい」
「む〜…!…♪」
田島は何かを思い付いた様子。花井は全く気付かない。
「花井〜」
「なんだよ…っん」
花井が振り向いた目の前には田島の顔。次の瞬間には唇に感じる感触。喋ってる途中に塞がれた為に中途半端に開いた口。そこに割って入ってくる田島の舌。
「…っ(舌が冷たい…っ)」
田島が先程まで氷を食べていたからだろうか、彼の口の中はかなり冷たい。しかし段々と花井と田島自身の熱で口の中は熱くなって行く。
「…ふ…ぁ…」
田島は花井の口から離れる。
「…な♪冷たかったろ?」
無邪気な笑顔を浮かべて田島は花井に問う。
「…………………」
「花井〜?」
花井は顔をベットに埋め、ピクリとも動かない。
「なあなぁ花井〜?どうだったんだよ〜。あ。もしかしてわかんなかった?ならもっかい…」
「せんでいいっ!!」
「…花井顔真っ赤ぁ〜。」
「うっさいっ」
「可愛い〜」
「…んっ…」
田島は花井にキスを落とす。
「ね…花井…」
「…なんだよ…」
「最後までヤっていい?」
「ざけんなっ!!///」
「え〜?」
「え〜じゃないっ!!」
この後どうなったかは貴女様の想像次第(適当だなォイ
でもひとつ確かな事。
氷を見るたびに花井はあのキスを思い出して顔が赤くなるって。
fin