長編小説
□最愛〜混乱〜
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【3A同窓会会場】
「おー!みんな久しぶりぃ♪」
「久しぶり♪」
続々と会場に集まる元3Aの旧友たち。
近所や、同じ職場の仲間もいれば、都合で何年も会っていない仲間もいる。
「さ!今年はみんな二十歳過ぎてるし!!」
「二次、三次、四次、みんなが納得するまで飲みまくるぞー!」
「「おぉー!!!」」
朝倉とハルナの音頭に乗り、みんな飲み始めようとした。
「ちょっと!このかと刹那さんは?」
「へ?‥あ、まだ来てないね」
明日菜が二人がいないのに気付いていて、朝倉も周りの仲間を見ていない事を確認した。
「なんかラブ臭が薄いと思ってたんだけどね」
「それまだ言ってんの、あんた」
「まあまあ、あの二人ならそろって来るでしょ!」
「みんなでドッキリでも仕掛けとく!?」
さらに裕奈とまき絵がその場を盛り上げ、それを抑えるのに亜子とアキラが苦労する。
「あはは、皆さん変わってませんね」
「全くね」
ネギと明日菜も呆れる、3Aの異常なほどのハイテンションは、
結局そこから一気に宴会突入させた。
*