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□世界征服(骸山)
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「そういえばさ、世界征服するとか言ってたあれ、どうなったの?」
山本と骸は、山本の部屋のベッドの上に座り、二人して壁に寄りかかり、話もろくにせずに、ただただ時間を過ごしていた。
その静寂を突き破り、山本は唐突に質問をした。
「僕は僕を人間として扱わない人間がとても憎く、そんな奴らを排除するために世界征服を企んでいました。
……ですが、もう止めました」
骸は淡々と質問に答える。
「やめた?なんで?」
山本は壁に寄りかかっていた体を起こし、食い尽くように疑問を投げかけた。
「僕は僕を必要としてくれる人間が欲しかったのです。今は僕にとってかけがえのない人がいます。
それはもちろんあなたですよ、武」
骸は武と言うな否や山本の顎を軽く上げ、触れるだけの口付けを施した。
「ンッ……」
「ハハッ…骸ってホントキザっぽいこと言うのなー」
そう言った山本はベッドへと仰向けになっていた。(骸にゆっくりと倒されたのだ)
「あなたはいつでも余裕ですね。僕は壊したくなりました」
容赦しないですよ?といつものお得意の笑みをした骸は、山本の首を軽く噛んだ。
END.
意外と骸が変態じゃなかったな……(爆)
ただのちょっとキザっぽい感じになったけど、まぁ違和感ない…気がするのは私だけか…?(自己満←)