day
memory
テニプリ連載中
下に行くほど新しいので連載は一番下からご覧ください。また、続きページも下が@P上がAPです。
◆no title
お題を作ってみた
@bestfriendよ永遠に
Aworldendに映るもの
Bskywalkでデート
Cundergroundに監禁
Dmadhouseの出逢い
なので書いてみました。
素敵な素敵な幸村くんで(〃▽〃)
でも夢とか云々ない。
heroineはおっとり関西人
@@@
私には大切な友達がいた。
小学校からの友達で一緒に立海大付属に入学した。
そんな私の大事な友達はいま、捕らわれの身だった。
「△ちゃん、また部活?」
「うん。マネージャーだからね。ごめんね、××」
「ううん。私はええの・・・ただ、そのマネージャーって本当に△ちゃんがやりたくてやってるの?」
「え(ドキッ)あ、あったり前でしょ〜。嫌ならそんなのしないよ」
笑いながらそれじゃぁね。また明日。と言う△ちゃん。
でもね、△ちゃん。
私は知ってるんだよ?
△ちゃんが凄く疲れてるの。
凄く苦しんでるの。
知ってるんだよ?
夕暮れに染まる廊下。
真っ赤に染められる
私達。
「どうしたの?××ちゃんから呼び出してくれるなんて」
「あ、あのね、幸村くん。お願いがあるの」
「お願い?何かな?」
笑う幸村くん。
優しく笑う幸村くん。
ねぇ、幸村くん。
あなたは・・・
「△ちゃんのことなんやけど・・・△ちゃんってほんまに好きでマネージ「あぁ、△さんね」
「(ビクッ)!!」
「××ちゃんの友達だよね。どうせなら一緒に部活に来てくれればいいのに。見学なら大歓迎だよ」
幸村くんは強く私の台詞を遮ってニッコリ笑いながら言った。
「いや、それはっ・・・その」
「ふふ・・・それで、お願いって何かな?」
「そ、その△ちゃんをもう苦しめんといて・・・!!」
自分でも思った以上に大きな声が出た。
言ってしまった。
あの幸村精市くんに。
冷や汗が止まらなかった。
でもこれで△ちゃんが解放されるなら構わなかった。
「私、知ってるんやで。△ちゃん、幸村くんに脅されて仕方なくテニス部のマネージャーやらされてるって」
「△さんから聞いたの?」
「それは・・・違うよ。他の子から聞いたねん。・・・・・・ねぇホンマなん!?何でなん!?何で△ちゃんなん!?」
私は思わず幸村くんの胸倉を掴んでいた。
掴んでいたと 言っても軽く、軽くだが。
それにも幸村くんは動じない。
「―――――違うよ。△さんは望んでマネージャーになったんだよ」
「そんなん嘘や!だって△ちゃん全然楽しそうちゃうもん!!めっちゃ苦しそうやもん!!!」
「ねぇ、××ちゃん」
「な・・・な、に?」
「君は優しいね」
「――――――・・・っ」
幸村くんは赤い夕日に照らされながら始終優しすぎる笑みを浮かべていた。
幸村は××が去った後の廊下に一人佇んでいた。
「あーあ・・・嫌われちゃったかな」
幸村は苦笑を零した。
そのまま窓の外を見ながらこんな事になるキッカケを作ったあの日の出来事を思い出した。
あの日は名前も知らない女子に呼び出されていた。
正直告白とかウザイし俺は××が好きだからそんな女には微塵もない。
取り敢えず“ウザイ”“邪魔だよ”“消えて”そう言っておいた。
勿論女は驚いていたし、こんな台詞は他の人聞かせられないな。
なんて思っていると偶々通りかかった××の友人、△に聞かれていた。
俺は口止めしようとしたら先に向こうが口を開いた。
(お願い!××の前だけではあんなとこ見せないで)
(××、あんたに憧れてるんだ)
(何でもするから)
(お願い)
それなのに・・・
「恋って巧く行かないね」
bestfriendよ永遠に
(どうしてさっさと伝えなかったんだろう)(馬鹿だな・・・俺も)
end
2009/08/13(Thu) 23:58
[コメント書込]
[戻る]
[TOPへ]
[カスタマイズ]