短編集2
□かまってちゃん
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「ひーるーまー」
「………」
「ひるまってばあ」
「………」
「よういちー。ようちゃーん」
「んだよ、今忙しいんだよ」
「パソコンの相手にー?彼女の相手よりもー?」
「データの処理だっつうの」
「出た!データの処理!どんなデータなんだか」
「ああ?」
「まっさか彼女の前でエロサイト見てるんじゃないでしょうねー!ひるまのばかー!」
「はああ?んなわけねーだろ」
「うっうっ…どうせ私には色気なんてないですよーだ。胸もないですよーだ。ひるまのエロ!」
「アホか。サイト見ててこんなせわしなく手動かしてるワケねーだろが」
「じゃあ修正画像のモザイクはがしだ!一生懸命はがしてるんだ!ひるまの手にかかればモザイクなんてお手のものってか!ひるまのむっつり!」
「…お前いい加減にしろよ」
「ねえねえ私よりパソコンを愛してんのー?ひるまってばー」
「、まとわりつくな」
「照れちゃって〜、コノコノ!」
「………」
「たまの休みだよー?かまってよ!」
「これが終わったらな」
「う〜…っ、ひるまのエロガッパ!ハゲ!エロサイト見てニヤニヤしてれば!」
「…テメー…黙って聞いてれば…」
「おっ!やるか?やんのか?!何よー元はと言えばひるまが悪いんじゃない!ひるまが……っん、」
「………お前がうるさいからだぞ」
「…っは、ちょ、ひ、るま…!」
「その減らず口黙らせてやる」
「ちょ…ったんま!たんま!」
「待たねえ」
「えええええっ!?…って、ぎゃああああどこ触ってんの!!」
「そっちから誘ってきたんだろうが…」
「誘ってませんー!かまって欲しかっただけですー!」
「うるせー。お前が悪い」
「うっ…ぎゃあああ!」
(その後2人はしっかり愛し合ってしまいました)
(ほら、かまってやっただろ?)
(ふ、普通にかまってよお!ひるまのエロ!)
(…言ったな?第2クォーターだ)
(え?…って、きゃあああ!)
end