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□悪いな 他をあたってくれよ
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クラクラするような満月の夜
歩きながら眺める 独特の空気が心地好い

朧気に後ろ髪をひかれながらコンビニへ寄る


コーヒー缶に伸ばした手がぶつかった
チラリと見上げれば向こうもコチラを見下ろしていた


何も言わずに缶を取り直してレジへ向かうと後に続く音がした


「120円になります
ありがとうございましたー、いらっしゃいませー」


小銭をレシートで包んでポケットに突っ込む
ビニール袋片手にドアを押しやれば変わらない朧が俺を迎えた
また見つめながら道を戻る




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