文章
□そりゃもう大さわぎ
1ページ/6ページ
肌寒さで目が覚めるということほど嫌なものはない
辺りはもう真っ赤に染まっていた
遠くで部活動の騒ぎが聞こえる
「・・・やべェ」
本日何回目か分からないヤバイを声に出した
出川か俺は
急ぎ足で階段を降りて教室へ向かう
手提げを掴んで昇降口を出ると幼馴染みと鉢合わせた
「高杉、今帰りか?」
「ああ、ヅラは」
「リーダーと定春の世話をしていた」
「・・・ヅラ 2Zの・・・河上って、知ってるか」
.
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ