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□半年前にやめたはずさ
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いつもより早めに起きたせいかぼんやりした世界が広がる

ふやけた頭で考え始めればあまり思い出したくないことばかりが浮かんできた


とりあえずは、手提げと傘を忘れてきたのが気になる。


外へ出るとキラキラした光と雨上がり特有の土の香りが鼻をつついた

心に溜まっていたものを流したせいか幾分かスッキリとしていた


辰馬は俺を送ってくれた 何も聞かずにいてくれた

アホ面はあんなに頼りになるものだったのか


まぁ、全て気付いていたのかもしれないけど




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