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□アンタあの子の何なのさ
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小さなカフェで向かい合ってパスタを食べた日から
万斉は「もう遠慮しない」の言葉通り
ちょっと いや かなり
強引になった


あんなに真剣な口調で接せられたら
もっと好きになりそうで
こわい


そんなことを考えながら廊下を歩いていたら茶色い毛玉と出会した
この間の詫びを軽く告げると豪快に笑いながら手を振った




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