文章
□仔猫といっしょにトンズラよ
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「おはよう」
「・・・はよ」
「おはようございます 土方くたばれコノヤロー」
「てめぇ朝からなんだ 裸足の小指をコンクリにぶつけて苦しめ沖田コノヤロー」
「元気な、お前ら・・・」
気分は晴れなかった
時間が過ぎる度悪くなる気さえした
二時間目が終わったとき耐えられなくなって屋上へと登った
座るのは何と無く嫌だった
フェンスに手を当て立っていると途端に眩んだ
力が入らなくなって視界が回り始める感じがする
「・・・・・・ァ・・・」
ブツン、
背中を煽られて世界が途切れた
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