文章

□ジルバがとってもうまくってよお
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「晋助」

「んー?」

「ケー番教えてくれるか?」

「あ!」


そうだそうだ そうだった
変態的なことを考えていてすっかり忘れていた
それもどうなんだ俺


「俺がかけるわ」

「ん、・・・忝ない」

「漢字教えてもらったのがここで役に立つな」

「そうでござるな」


地面に石で英数字を書く


「これ俺のメルアド」

「送るでござる」

「頼む」


震えてメールの受信信号


「拙者のメルアド知ってるのって多分5人くらいでござるよ」

「俺メールしないからな」

「じゃあ特訓ってことで毎日拙者とやりますか」

「・・・お手柔らかに」


微笑まれて見つめられて
沸き上がる気持ちにたまらなくなる
熱くて苦しくて胸をキュっと掴まれるような
まるで淡い恋みたいに


・・・・・・恋?

嘘だろ・・・、これって、・・・でも、


本当に恋、じゃないか


どうしよう、俺

万斉の事、好きなのか・・・


そよ風がふわりと髪を撫でていった




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