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□店をとび出していっちまった
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荒れた息を落ち着けている俺をいきなり抱き締めた


「っ、お前、教師なのにこんなの・・・、」

「教師だからじゃ」


そう言って顔を流れる水を拭った 雨はまた強くなっていた


「た、つま・・・・・・〜ぁ、う、っ」


逃げてしまった
でも逃げ切れない
向き合うしかない


「おー、泣け泣け、笑えるようになるまで泣け、いくらでも隠してやるきに」


びっしょり濡れた髪を撫でてくれた それだけで救われるような気がした


悩むなんてらしくねぇ
俺は万斉が好きだ
貫こう この想いを
迷わない もう 迷わないから

今は温かさに泣くことを許してほしい




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