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□初心なネンネじゃあるまいし
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「・・・そういうのは女にしてやれよ」
「そういうことを言うから」
「なんだよ」
「・・・晋助は拙者が他の誰かにこういうことしててもいいんでござるか?
そうしてるところ見たいんでござるか?」
「・・・それは、・・・見たくねぇよ」
「拙者だって見たくない」
「・・・俺はお前を・・・傷付けてたか?・・・こういうこと言う度に」
「そんなことないでござる」
「好きだよ、お前が
いつからだったかなんてもうわかんねぇけど
・・・一番最初、目を合わせたときから、話したときからてめぇの隣が居心地良くなって
傍にいたいってお前とならつるむのも悪くないって思ったんだぜ」
「うん、拙者もそう
一目惚れ」
「傍にいてくれよ」
「傍、か
隣がいいでござるよ・・・」
「となり・・・
いいのか、俺なんかで・・・」
「晋助だからそう思うんでござる
晋助がいいんでござる」
「俺も、お前だから
万斉だから
ホントは隣にいてほしい」
ポツリと呟いたら離さないと誓うように強く抱き締められた
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