文章2

□どんなになっても君だけが好き
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今度は目線を落としてみる
ピタッと生意気そうな鋭い瞳と目があった

年は四、五歳くらいか
何もいうことなくギュッと着物の裾を掴んでいる


脇へ寄って煙管を吹かすとじっと煙の後を追っている

わざと煙を顔に向かって吹くと手のひらをバタバタさせた


「ハハッ 悪かったよ」


涙目のソイツを撫でると呆けるとように見つめ返してきた




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