小説

□翼
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「ジャック・O・ランターンより各機、これより戦闘空域に入る。全員気を引き締めろ」
「2番機了解」
「3番機了解しました」
「4番機、了解!!」

「おいリック、今日こそ後ろをとられて追い回されるなよ」
「恐れながら隊長殿、後ろをとられてるのは俺だけじゃないはずですが?」
「あのな、回数が問題なんだ回数が。数えてないがお前がトップのはずだぞ?」
「ん・・・むぅー」

リックは何か言いたげだったが、我慢しているようだ。
まぁ実際回数がトップなのは事実だが。

「まぁいい、作戦内容を確認する。今向かっている空域には敵機が4機飛行している。
これを指定時間までに発見、撃墜するのが今回のミッションだ。いいか、撃墜するんだ、撃墜させられるんじゃないぞ」

「だとよハヤテ、まぁ落とされそうになったら俺が助けてやるさ」
「あーはいはい、期待しないでまってるよ」
「どちらかと言うと、私はリックの方が落とされそうになると思うけど」
「にゃにおう!」
「おい、お前ら。喋りすぎだ、一応作戦中なんだからな」

まったく、作戦中にこんな会話をしているとはいかがなものか。
そんなことを考えていると、右手のほうで何かが光った。見間違い?いや、また光った!?
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