longstory:BARARA
□+++Remember me3+++
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木から舞い落ちる木の葉も。
もう残り少なくなった、冬の初め。
明智軍が、四国に攻め入ってくると
奥州の伊達から文が届いた。
明智と言えば。
各国の大名が口を揃えて、
相手にしたく無いと言う武将だ。
その素性は未だよく知れず。
どんな手を使うのかさえ、解らない。
そんな奴が
この四国に攻め入る準備をしているのだそうだ。
四国を攻め入られれば。
間違いなく、次の標的は、
-----中国。
耐えられない。
自分の領地を拠点に。
愛してる奴の故郷を奪われるなんて。
この噂を、元就が聞けば。
自分も参戦すると言って、聞かないだろう。
相手は、どんな手を使うかも解らない。
おれは、元就を守りたいから。