風の悪魔と腐女神

□本当の貴方は
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遊びたい♪たい♪たいたいたい♪
ゆぅなぁどぅなぁおにちゃぁーん!!

あれ?最初のネタわかった人いるかな?
うん、"いきものかがり"からテリー&ドリーです、笑●犬●冒険でやってました。

『どぅなぁどぅなぁ、おぅにぃちゃぁー!!』
「あれ?武田にお姫様なんていたっけ?」
「キキィ?」

鳥頭………茶髪のポニテのデケェー兄ちゃん。
肩に猿なんてのせてさ、可愛いなぁ夢基地・・・あ、間違えた夢吉。
つか発狂しているところを見られた。
恥ずかしい、いっそのこと私を殺してくれ!!
一思いにぐさりと。

「なぁなぁ武田(ここ)の御姫さん?」
『おほほほ、実はそうなんでがざいます』

・・・噛んだぁー!!
思わず噛んだよ、駄目だこいつの笑顔で笑顔で!!

『どぁれぇかぁー!!』
「え!?叫ばないでよ、うわぁ!」

慶次の足元には無数のクナイが。
まぁ、投げたのは愛しの小太郎君なわけで。

「(ちっ図体でけぇーくせぇに俊敏な動きしやがる)」
『どんだけ、黒いんだよ小太郎』
「え?あ、小太郎?」

本日二回目のクナイ投げ。

「(気安く名前呼びやがって)」
「もしかして、あの伝説の忍び!!ウソ!!」

慶次は白と小太郎を見比べた。

「成る程、俺前田慶次っていうんだ、こいつは夢吉」
『よろしくね、夢吉』
「あれ?可笑しくない?」
「キキ!!」
『俺は〜っ?小太郎?』

今まで慶次と向き合っていたのに、こちらにズンズンと来て、お姫様抱っこをされたかと思うとそのまま、慶次が消えた。

『は?』

慶次が消えたのではなく、どうやら自分らしい。目の前を見れば兜をはずした小太郎が。

『色男が全面に出てますな〜』
「(………)」

からかってみたけど反応なし。

『(心が読めない………)』

だいたい心が読めないときは小太郎が良からぬ事を考えている時だ。

『小太?小太郎くぅ』

噛みつかれるようなキスをされて内心あせる。
下で歯列をなぞられ、唾液が顎を伝うほど、舌をからめられた。

やば………私。

離してくれたのは、10分後くらい。
頭がボーとしている。
そんな私を見て脱がそうとする小太郎は、本当にちゃっかりしてやがる。
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