風の悪魔と腐女神
□トリップした場所が安全だと思わないほうが良い
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そして友達と別れてから今に至る。
神様、一体私が何をしたというんだね?
和室に腐女子高生一人と迷彩忍者。
『…………えっつか……Sasuke??』
「なんか、発音が無駄にかっこよくない??
そうだけど『さぁぁぁぁすぅぅぅぅけぇぇぇぇ』何?旦那…って間違えた」
一気に沈んだ佐助は、床に手をつき膝を曲げ、右手を振り上げて床を叩く。
(これを間違えるとは……さすがオカン。と言うよりそう呼ばれてたんだね……)
と急にはっとした顔をするとこちらを向き、ひとつ咳払いをする。
「とにかく君何者?間者?」
「何?患者?どこも怪我してませんよ。」
「いや、それ病人だから、そっちの患者じゃないからね」
ふふ、話してるだけで漢字なんかわかる訳無いだRO!!
ギラリと黒い鉄の塊。
(あぁ、首元にクナイが…)
「スパイじゃないよ」
「すぱい?異国語知ってるってことは…君もしかして竜の旦那の人間??」
「いやただ真似したかっただけでこざる。」
「ややこしい喋り方やめてくんない??質問に答えないと殺るよ」
あっやば本気の目だわ…こりぁ。
殺気を向けられているというのに、何故こんなに余裕なんだ。思わず白も自虐的に困ったな〜っというように笑う。
(が本当のところ、塵にも感じていない)
あれだ、多分私は今人事のよう思ってるんだ。
(よし!!ここは…)
とりあえず頬を赤らめて、セクシーポーズを。
喰らえ!!私が二年間も受験勉強せずあみ出した必殺技を!!
『あっそんな…人が来たらどうするんの!?
そうやって交ぐわうのを人に見せて、私を喜ばせようとしているのね!!』
必殺!!銀●、猿飛●っちゃん。←そのまんま
「なんかものっそい感違いしてない!!
何で君は話が通じないの?(くそ、旦那の部屋近いし下手に手出しできないしな)」」
『なっ、そんな遠回しに、俺の金棒を入れてやる何て言わないでよ!!興奮するじゃない!!』
「俺様がいついった!!いつ!!後、声抑えて、切実に」
割愛
『あぁ〜、なぁ〜んだ私がどこから来たのか知りたかったのか』
残念そうにいう白とは対象に
「そうだよ………」
げんなりとし疲れきった顔の佐助。
知らない間にクナイも白の首近くにあてていたのだが、疲れきった為その手は下ろされている
『(結果オーライってね)えっと未来人です!!』
手裏剣が、それも彼に愛用の武器が座っている両脇に飛んできました。
**************
うわぁ…真面目に答えたのにかなり落ち込まれたんだけど…何故?
「君さぁ俺様の話理解してないでしょ!!」
嫌々真面目に答えてるし!!落ち込ませるって私どんだけ精神的ダメージ追わせてんだ!!
『あっ嫌でも本当なんで「何??俺様のせい?俺様が悪いの?君、日本語本当に通じてる!?新手の嫌がらせ」あっいや、落ち込まないでぇぇ!!』
やべぇー私ってある意味天才??
武田の忍びの長である人をここまで精神的に追い詰めるなんて。
大丈夫だよね?
屋根から、一人忍びが下りて来た。
口に鉄マスクをして、ひとつに結わいた密編みの美しい青い髪をなびかせて着地した忍び。
「才蔵「報告をしにって「助けて!!」ひっ!!どうしたんですか??」
私と佐助を見比べて聞く青年。
どうやら彼は霧隠才蔵のようだ。
目は少し細目のつり目だが、まつげが長く肌はとても白い。
そんなつり目を大きく見開いているので驚いているのだろう。
そりぁびっくりするよね、だって今まで腐女子やってきた私が武田の忍びの長を滅茶苦茶落ち込ませてるんだもん。
才蔵からみたら、ただの女子なんだからね。
「それがさー!!」
オカンの不満が爆破!!
なんか…話が進みまない。
最初は私にたいしての不満だったけど、段々「大将が…」「旦那が…」っつぅ愚痴に変わってるし。
しかもなんか、才蔵真剣に聞いてあげてるし。
時折「大丈夫」「あんたは武田のはは・・・長だし」「とにかくあんたすごいよ」とフォローしている。
あれはもう慣れてるように感じるのは私の気のせい??
まっ、とにかく今日も私は元気です!!
続