風の悪魔と腐女神

□叫ぶときは、回りを見てから叫ぼう!!
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「で……一体何があったか説明してくれる??白ちゃん。」

呆れてものも言えない。そんな顔をした佐助に、低血圧なのか鬼の形相をした彼女は荒い口調で目の前の忍びを見た。

『見てわかんねぇのか猿?』
「いろいろ端折られた間が否めないけど、猿じゃないから」
「んなぁのもわかんなくなったのか?
それより、お前屋根から見てたんだろ?
だからテメェーはオカンなんだよ」
「見てたけど…って最後関係なくない!?
っていうか、早く旦那からどいてあげてよ」

そう今まで普通に会話していた二人だったが、朝から飛び蹴りをくらわされ、倒れた幸村の上に白が座っている状況で話していたのだ。

「だいたい、白ちゃんと旦那、初対面でしょ〜が」
『過去のことは振り返らないで前を向いて生きて私いくことに決めたんですぅ』
「白ちゃんの過去は随分と早い過去だね」

笑顔でいう白に対し、佐助は笑顔が引きつっている。
しょうがねぇなぁ〜と言いながら、立つ白。しばらくすると幸村が復活。

「はっ!!某は今まで何を!!」

二人とも口を開かない…そらぁ朝から飛び蹴りをくらわされたんだよ!!というにも気が引ける…。約一名がやったのは事実だが…。
とにかく声をかけなければと思い、話し掛ける佐助。

「あっ旦那、やっと復「某は誰でござるか?」旦那ーー!!」
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