風の悪魔と腐女神

□朝から男に抱きしめられてれば、誰だって誤解します
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「さぁすぅけぇ」

目に涙をためながら、弱々しい声で俺様に看病をされているのは、真田隊率いる武士、真田幸村張本人である。


ゴギュルル

「ぬ、また腹が」
「………はぁ」

旦那は気に入らないことがあると、黒くなる。
旦那の黒さに敵う人間などいはしない…と思っていたが、実は竜の右目の旦那が半端なく黒い。
前に、竜の右目の旦那が、旦那に団子を作ってくれたことがあった。
その時には同盟国でもあるし、警戒は解いていた。
竜の右目の旦那が、旦那を餌付けしにきたのかと思いきやなんの、躾てきやがった
実は前にも、と言うよりもこれで三回目なのだ。
だからあれほど、竜の右目の旦那には気を付けろと言ったのに…。

「たく、これで旦那も懲りた「今度は、薬が入っていない団子を食べるでござる」少しは学習しろぉぉぉ!!」

佐助は今日も苦労忍です!!

「…トホホ…」
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