風の悪魔と腐女神

□朝から男に抱きしめられてれば、誰だって誤解します
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何があった!!
黒ユッキーと何があったんだ!!
隣に目をやれば、佐助は消えていて、あいつ何時も黒ユッキーの話をするとにげるよな…………アイツも被害者なのかな……(遠い目)

しょうがない……ここは第二のオカンを呼ぼう!

せーの!

「きゃぁぁ!!政宗がぁ!!政宗がぁぁぁ!!」

ダンダンダンダンと言う足音が廊下に響いたかと思うと、部屋の前にきて、スパーンと障子を開いた人物は勿論、竜の右目片倉 小十郎なんだけども…何故か割烹着姿で、片手に包丁とゴボウを持っている。

「政宗様!!何かおありになりましたか!?」
『いや、あんたに何があった?』
「何って料理だ、よりもこのクソ女!?」
『ギャー!!』

はい、予想外な出来事が起こりましたよ、皆さん。
小十郎が包丁を持っていた手で、クソ女と言いながら指差すように、いや人指し指を向けたかったんだろうが…なんと包丁が、白の頬を掠め後ろの壁に刺さってます…良かったよ手元がくるって…って!!

『いいわけないだろーう!!殺す気だったよね!!ねっ!!』
「いや、お前を指す気でいたんだが…まぁ結果、刺せたからいいだろ」
『漢字変換、変えただけだろうが!!』
「政宗様、大丈夫ですか」
『そこは、スルーしちゃいけないところだろ!!』

無視をする小十郎が政宗に膝枕をしながら、問いかける…うん、今すぐ写メで撮りたいけど、携帯ないから、心のアルバムに入れておこう…。

「うぅ゛」
「政宗様ご無事で…」
「予想外です」
「政宗様!?」

どうしようか、S●F●B●●Kのダンテになっちゃったよ政宗、はは、それこそ予想外です…ってあれ?口調うつってねぇ?

「おいクソ女!!」

ドキ

なんだ!今の胸のトキメキは!!本日二回目の、クソ女呼ばわりだけど何故か胸がトキメく!!一度目よりも超強力に心に響いた、何でだ!!あれかあれなのか森川さんパワーか!!やっぱ声優さんパワーなのか!!D・●r●yでいうティキにトキメイてるのと同じか!!そういえば神田会いたくって「おい!!聞いてんのか!!」

「なっ何だよ!!別にトキメイてなんかないぞ!!小十郎にクソ女って言われて嬉しいだなんて思わないんだからな!!つか思ってないから!!何だよ!!そんな目で見んなよ!!しかもD・●r●yの神田に会いたいだなんて、これぽっちも思ってないから!!ニャンダみたいとか、櫻井さんに会いたいだなんてこれっぽちも、思ってないからな!!』
「あっ、いや、なんだ…その、落ち着け」

あの小十郎が押されました、白の気迫に負けた!でも、何故だろ、可愛そうな子を見る目だぞ。敗北感なんかパナイんだが・・・



その後―

政宗は何故か小十郎に小言を言われている。
しかも私の目の前で。
小十郎がこちらを向き目が会うが、飯々塚はそらしてしまう。
その目は真っ直ぐで、白の心を見透か
してしまうようで、恐ろしかったから…。

「おい」
『はい?』
「名は?」
『え?』
「名だ」
『名前ですか?』
「あぁ」

吃驚した、今まで、「クソ女」と多分極殺モードの小十郎に言われていたのと違い、質問の声は優しかったからだ。

『あっ 飯々塚 白』
「ほぉ、白か、いい名だ。
先程は失礼したな、俺は片倉 小十郎だ」
『片倉さん』
「あぁ、よろしくな白」
『えっ?あぁ…』

ヤバイ…小十郎格好良すぎだ…鼻血もんだ、微笑んだ顔が…あぁ!!小十郎!!大好きだ!!

「さ、政宗様、白、朝餉でございます」
「あぁ」
『うん…………っあぁ!!』

白が叫んだので、二人の視線がそそが
れる。

「どうした、h『黒ユッキーがでる(泣』…oh my got」
政宗と白で顔を真っ青にするなか、小十郎が笑顔で…あの小十郎が笑顔で!!
「あぁ、それなら大丈夫ですよ、奴の団子に下剤を仕込んどいたので」

最近―と愚痴り始める、小十郎を政宗と見ながら

………政宗

…なんだ…

……小十郎って黒いんだね。

…あぁ……(遠い目


今日も武田は、多分、平和です。


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