風の悪魔と腐女神

□混ぜるな危険!!があるなら会わせるな危険もあるよね?
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油断してたら、首筋を吸われた。

『あぁ!!///』
「(素直じゃねぇよな、あんたって。
まぁ、虐めがいあるんだけどな)」

どうしようこのままじゃ話があやふやなまま、白は小太郎に食べられちゃいましたとさ☆ちゃっちゃん♪みたいな感じで終わる!!
つか猿、見てないで助けろぉぉぉ!!畜生!!こんなんで終わってたまるか!!私の物語はNHKに取り上げて貰えるような物語にするんだ!!

『んごぁー!!ファイトー、一発!!』
「(めんでぇ、気絶させて犯すか)」
『!!たんま「白どのぉ!!某とともに、茶菓子などぉ………」幸村?』

その時、時間が止まった。どうすんのぉぉぉ!!これ!!

「な……」
『え?』

小さな声で何か呟く幸村。あ、このままいくと、破廉恥って叫ぶ「何故、某に声をかけてくださらなかったのだ!!」天国から地獄に一気に突き落とされた。
念のため確認をとっとこう。

『あのぉ〜幸村君?君ね、なんかおかしな発言してんの気付いてるかなぁ?』
「お菓子ならあるでござる」
『それ天然?それともわざとか?』
「?」

まぁ、組しいてた小太郎は白から退いて、屋根裏に今いる。
とりあえず、貞操を守れたわけだが。
お互いに縁側に移動してチュピチュピとなく雀を見ながら、団子を頬張る。

「は!!白殿そう言えば今日は、武田道場の日でござる!!」
『たぁけぇだぁどぅじょぅ(武田道場)?』
「飲みこんでから言ったら?白ちゃん」

何処からか、わいて出てきた猿のお出まし。
まずは。

『死にさらせぇぇぇ!!猿!!』
「あはは、白ちゃん顔がマジなんだけどぉ」

お菓子の中の食べ終えた団子の串を、佐助の目に突き刺そうとする。

『お前、本当使えねぇよな!!』
「いやぁ〜そんな風に言われても、俺様てれちゃう」
『褒めてねぇよ!!』
「さぁぁすぅぅけぇぇ、某の白殿の危機を救わないとは!!」

キン

そんな音がなった。
佐助が幸村に向かってきたクナイを、弾いたのだ。
本当に一瞬。

『な!!敵襲?』
「大丈夫だよ、白ちゃん」

佐助は白のだっ嫌いな作り笑顔をしていた。
少し釘のあるような感じで、大丈夫って言った佐助。

「お宅んとこの忍び、どうにかならない?」
『?………まさか!!』
「今気付いたの?」

たく、仕方ないなと言った感じで私を見て笑った。
しかも鼻で。

「ささ、旦那、大将が待ってるから行こうぜ」
「だが白殿は」
「後で連れてきてくれるよ、どっかの誰かさんが、ね。」

幸村達は先に行ってしまい残るは、私と小太郎だけ。

『小太郎』
「………」

音もなく現れた小太郎は、なんか不貞腐れてるようだ。
しょうがない。

『あのさ、その、あぁ、今度さ二人でどっかに出掛けるか?』
「(は?)」

何いってんだな、空気に負けるな白!!


『だから、二人きっりで

「?」
『だから、二人きっりでどっかに出掛けないかって、て、え?』

目の前の小太郎を見たら、兜から覗かせた顔半分が真っ赤になってて、回りはキラキラ光っていた。

『嬉しい、のか?』

ブンブンとはち切れんばかりに、縦にふられる首。なんか凄く素直に嬉しい。私は何故か暖かな気持ちになった。

『んじゃ、道場に行くか』
「コクリ」

この約束が、行った事で私達の絆を、否私が小太郎の思いを裂くであろうことなんて、この時の俺達には、わかるはずもなかった。
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