08/16の日記

15:32
ハラコの取り扱い方法
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ハラコとは、胎児〜生後間もないほどの子牛の革です。短い毛のついた素材で独自の風合いがあります。

出産前に死亡した牝牛のお腹にいた腹子や、死産した子牛から採られます。そのため、市場に出回ることはあまりありなく、
ハラコと記載されている商品の多くは「ハラコ風」であり、多くの場合はポニーなど別の革製品を代用していることが多いです。

ハラコは最高級素材であり、通常販売されているものはポニーなどをハラコと称して販売しているケースがほとんどです。

ハラコの場合、強度が高くないため基本的には張って使うことになります。

財布やバッグ、名刺入れなどの一部にアクセント的要素に使われることが多いです。

本物のハラコでもハラコ風であっても
使用頻度により、毛がすれて抜けてしまうことが多いです。

手入れ方法としては
防水スプレーとブラッシングのみです。


財布

ブラッシングして毛を整え、ついたホコリや汚れををすぐ払うことが大切です。

雨などの水ぬれは避けましょう。

これさえ守れば綺麗な状態をキープ出来るはずです。

この素材に関しては洗うことも出来ませんし、クリーナーを使うことも出来ません。

毛が抜けやすいつま先やかかと部分が、普通のレザーでカバーされているデザインを選ぶことも、長く綺麗に履くためのコツです。

ハラコのように毛足の長い革は、基本的には起毛系のスウェードと同じでよいのですが、毛足の長い分直接皮革に汚れは付かなくて落としやすいし、自然の防水にもなっているんですね。

毛足の長い革の場合は、中性洗剤を薄めて、タオルか何かを利用して、摘むようにして 拭いてやってみてください。その後に、洗剤分が毛に残るとゴワゴワしますので、真水で濡らせたもので拭き取ってやってください。

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