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森のフォーラム

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Re:短編小説

[ID:cordalo]

ふと受信したメールを読み返すと何気ない会話がそこにあり私の心臓がどくんと高鳴った。


「わけ分かんない…」


ポツリ、呟いた言葉は溜め息と共に閑散とした自室に消えた。

つい最近のことだ。
『彼』とメールのやりとりを始めたのは3日前のこと。
趣味が同じでちょっとスケベででもかっこいい。
私はそんな『彼』に恋をした。

ただ問題点が複数ある。
まず1つ目。
一応写メ交換はして顔は見てるけど『彼』とはメールのやりとりだけで実際に会って話したり電話で話したりはしていない。
つまり『彼』の本当の声を私は聞いたことがないのだ。

そして2つ目。
『彼』とは遠く離れているのだ。『彼』は首都圏に住んでいるらしく大学生で、私はというとのどかな田舎町で育ち暮らしている平凡な会社員。

更には3つ目。
『彼』は私の気持ちをしらない。私のただの片思い。
これといって取り柄もないし可愛くもないしスタイルも特別いいってわけじゃない。
自撮りの写メだって何回も撮り直したり角度とか明るさとか色々設定をいじくって少しでも可愛く見えるようにしたり。

他にも問題点はいっぱいある。
『彼』はフリーなのか、とか、『彼』は私のことをどう思ってるんだろう、とか。


「…返事、まだかなぁ」


おはようメールをもらって速攻で返してドキドキしながら待つこの時間が苦しいし切ない。
こんな胸キュン恋愛なんて高校以来かもしれない。

何回も携帯開いてみたり無意味にメールを問い合わせで確認してみたり。そしてガッカリしてまた溜め息をついてベッドへ突っ伏してみたりなんかして。
しっかりと乙女してる自分が信じられなくてそれを打ち消したくて自問自答してみたりして。


「…あなたが、すき、です…」


ちゃっかりSDに保存した『彼』の写メに向かって小さく告ってなんだかほんとに私ハタチ過ぎてんのかなと恥ずかしくなって携帯を閉じた瞬間、メール受信を知らせる着うたがバイブ音と共に部屋に響いた。

私は思わずガバッと勢いよく起き上がってベッドの上で正座。
ドキドキしながら受信メールを開いてみると恋い焦がれた『彼』からだった。
思わず顔がにやける。


『こんど会おうよ。近くまで行くから。都合のいい日教えてくれる?』


それを見た瞬間、私のドキドキが一気に爆発。
すぐに会社の勤務表とスケジュール帳と睨めっこ開始する私は文字通り、『恋する乙女』。



fin.



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気持ち悪いくらい乙女ちっくw←

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